カイメイ中心
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VOCALOID二次創作小説サイト
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メイコ愛をこっそり謡う
忘れた頃に!5月5日はメイコの日!5月10日はメイトの日ー!
ということでメイトとメイコの話です。
でもCPはカイメイ、メトカコです。
むしろメトカコメインです。
※亜種注意
ということでメイトとメイコの話です。
でもCPはカイメイ、メトカコです。
むしろメトカコメインです。
※亜種注意
五月十日、午後。
メイコはリビングで新聞を広げていた。ソファに座り、テーブルに置いたままの新聞を捲る。
静かに晴れていて、南向きの庭に出入りのできる大きなガラス戸が、明るい日差しを取り込んでいる。いつも賑やかな家族たちは皆、仕事に私事にと出かけていて留守だった。
一人きりの部屋に、コーヒーがゆるやかに香っている。白いカップの取っ手に指を絡めて持ち上げ、一口含んで戻した。
紅茶色の虹彩が、文字を辿る。マンションのベランダで窓を叩く雀のコラムにくすりと笑い、もう一度コーヒーカップに手を伸ばした。その時にふと。
ボーカロイドの敏い聴覚が察したのかもしれない。けれどメイコはそれを音としてではなく感じ取り、呼ばれるように顔を上げていた。
庭に見知った顔がある。メイコの視線に紅茶色の眸が笑い、その横に片手を上げた。
悪びれない様子に眉をひそめて見せても、笑顔はますます悪びれない。メイトはかけられた鍵を示すように、人差し指でとんとんとガラスを叩いた。
---続
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