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2012/03/19 (Mon) Comment(0)
ついったに鈍く反応してみました。

非リアなカイトを私なりに考えてみた結果がこれだよ。





彼女は問題の多い人だ。
魅力的なルックスに女性的な体型、何気のない仕草にも目のやり場に困ることがある。
控えめに見積もっても美人、花の綻ぶような笑顔は可憐、男の目を惹かないはずがない。
そしてその問題の多くを彼女自身が理解していないということが、何より問題だ。ノースリーブから伸びたむき出しの白い腕を引く。
ドアに向けて追いやるように押し付けた。こっち向きは胸が当るからだめだ。
「カイトくん?」
きょとんとしている。
全然わかっていない。
「や、ほら、よろけると危ないですし」
満員電車の中、何か間違いがあったらどうするんだろう。でもそんなことを注進よろしく進言してみても、きっと彼女は笑うんだろう。大丈夫よ、私だもの、なんて言って。
大丈夫じゃない。まったくもって大丈夫じゃない。
大問題だ。
そんな心中を察する様子もなく、彼女は笑う。耳をくすぐるような小さな笑声を零して、細い肩を揺らした。
「……後輩クンのかっこいいところ見ちゃったな」
やわらかそうな明るい色の髪がふわりと香る。彼女にとってはまだまだ頼りない、可愛い後輩の一人なんだろうけれど。
 
赤くなった顔を背けて隠しても、痛いくらいに打ち鳴らされる心音は隠せそうもない。
この距離が今、一番の問題だ。
 
 

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ボカロでも学生さんでも。
帰りが一緒になってガッツポーズ(心の中)とか。

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